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Lin Hsin-I

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入流亡所―三日月、団塊、無名の島

2015/01/21

「対話」(dialogue/r:ead)、それは私に必ず「言語」を思い起こさせる。「言語」、それはわたしからしてみれば「叙述者」「発言者」或いは「ナレーション」に他ならない。もしも、中国、日本、韓国、台湾のグループごとに一人称の主語が語ること、また三人称の物に及ばない現場観察を集めたというならば、r:eadプロジェクトの「対話」の翻訳チームは、諸々の言葉と意識の「介系詞(介在する言葉)」に躊躇することだろう。しかし、語られた言葉がどのようなものであったにせよ、全ての「対話」はどれもが個人の解釈の表現なのだ。

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林欣怡リン・シンイー
台湾

1974年台湾生まれ。1996年に国立新竹師範学院(現:国立新竹教育大学)美術工芸教育学部を卒業した後、2003年に国立台南芸術学院(現:国立台南芸術大学)造形芸術研究所にて修士号を取得する。2009年から2010年まで台湾東海大学美術学科と国立交通大学大学院応用芸術研究科にて講師を兼任する。2013年に国立交通大学大学大学院応用芸術研究科にて博士号取得。2013年より国立台南芸術大学材質創作設計系の専任助教となる。個展『台湾西鉄新植民』、『復活・余地』などを開催している。