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歴史の寄生：開王殿の物語
2015/01/21
台南では、少し気ままに歩けば廟を見つけることができる。祀られているのがどんな神様であろうと、どの廟にも鮮やかに重なり合う現代的な灯りが瞬いており、都市生活の中で大変身近に活躍している存在のようだ。神様が人々の日常生活ないし都市空間でこのようにはっきりとした位置を占めているというのは、台南で初めて感じた独特の感覚だった。
しかし高雄の開王殿には、また別の様相があった。
羅小茗ルオ・シャンミン
中国
2000年に華東師範大学中国語中国文学科を卒業後、2003年に華東師範大学中国語中国文学研究科現当代文学課程にて修士号取得。2006年に「ソウル―上海青年論壇」を組織する。2007年上海大学社会学研究科にて博士号取得。その後上海大学文化研究科にてリサーチアシスタントを務める。2011年より上海大学文化研究科副主任研究員となる。2012年に「我們的城市論壇（私たちの街の論壇）」を主催。同時にInter-Asia Cultural Studies Societyに参加。著書に『形式の独奏：上海の“二期課改（第二期基礎教育課程改革）”を事例とする課程改革の研究』がある。