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Ahn Sohyun

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非分節による対話の力

2015/01/21

お互い違う言語で、自作の作品プランなどについて対話をするr:eadの目標は、最初は不可能のように思えた。意思疎通とは一致と透明感を基盤にするという先入観を今でも持っていた私は、その不透明な条件下で短時間ではない対話をすることに対して、なかなか確信が持てなかった。芸術に対して悩んでみるという最低限の共通点のみで、見知らぬ人、見知らぬ言語、見知らぬ分野の人々と何を分かち合うことが出来るのか。しかし「アジア都市とノマド」を主題にした今回のr:ead#3のプログラムは、多様な言語の痕跡のなかで、不透明な疎通方法の豊富さをそのまま経験させられた。

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安素賢アン・ソヒョン
韓国

現在ナム・ジュン・パイクアートセンターのキュレーターとして活動ながら、展覧会空間の意味形成と美術の政治性について研究している。
大学で美学を専攻しフランス現代美学の論文で修了後、渡仏。「美術館学とニューメディア」Master 2期(former D.E.S.S) 過程を卒業し「ミュージアム空間の意味:Museographic要素についての記号的分析」で美術館学博士学位を取得。
主な企画展は「河のような平和(강 같은 평화)」「X_sound: John Cage, Nam June Paik and After」「Nostalgia is an Extended Feedback」「Tireless Refrain」「Learning Machine」「Nam June Paik on Stage」「Good Morning Mr. Orwell 2014」などを企画し、2012年「月刊美術」企画公募展(2012 Wolgan Art Prize)にて部門大賞(共同企画)を受賞した。